コロナ禍でも不動産売却が高まる理由③
2022年08月13日
今まで、コロナ禍でも不動産売却額が高まる理由その①、その②について解説してきました。
こちらの記事では、コロナ禍でも不動産の売却額が高まっている3つ目の要因について解説していきます。
コロナ禍でも不動産売却額が高まる理由③
不変の購入意欲
「サマリーレポート」という東日本不動産流通機構(REINS)が開示しているものがあります。
その月にどれくらいの取引がされたか、何件の物件がレインズに登録されたか等のデータをまとめたものです。
ここで、2021年3月のマンション、戸建の成約件数を見てみましょう(以下データ出典:東日本不動産流通機構)
■2021年3月の中古戸建の成約件数は1,629件
中古マンションの成約件数は4,228件でした。
続いて、2020年3月の戸建、マンション成約件数を見てみましょう。
■2020年3月の中古戸建の成約件数は1,309件
中古マンションの成約件数は3,642件でした。
3月は仲介会社の期末であることも多く、取引件数が増える傾向にありますが、新型コロナウイルスの影響がこれから広がるだろうという推測の2020年よりも、2021年3月の成約件数は約18%増で906件多い結果となりました。
在庫件数にも注目
在庫件数は2020年6月から10ヶ月以上、前月比がマイナスとなっています。
新規登録物件は毎月10,000件を超えていますが、売れ行き好調の影響により在庫が減ってきている状況です。
在庫が減る要因は、売主が売却をやめた影響も考えられますが、成約件数が前年同月比よりもプラスになっている月が多いことから、その影響は少ないことが予想できます。
つまり、需要に対して供給が追いついていないのが現在の状況であると言えます。
まとめると
①不動産の購入を検討している潜在層は多くいる
②購入検討者に対して物件の供給数が少ないため、需要過多である
以上のことから現在の状況で、不動産の高額売却ができるチャンスは大いにあります。
検討されている方は、一度売却相談してみるのも良いかも知れません。